開発コメント・第一回 高野康太(ディレクター)
こんにちは、ディレクターの高野です。
アキバズビートのウェブサイトにお越しいただき、ありがとうございます。
開発は佳境を迎え、バタバタとした夏を過ごしていますが、
スタッフ一同、発売までしっかり頑張りたいと思います。
アキバズビートは、
「新しい秋葉原モノを作ろう!」と始まりました。
ご存知の方もいるかと思いますが、
アクワイアのオフィスは秋葉原駅から徒歩1分なんです。
秋葉原で生きる僕たちだからこそ、作りたいなと。
企画を作り始めて、
「秋葉原ってどういう街だろう?」と何度も考えました。
戦後の闇市から始まり、ラジオの街になり、
家電の街になり、オタクの街になり、メイドの街になり。
そういった様々な歴史が移り変わってきた街だと思いました。
最近は外国人の観光地として、
それこそ爆買いの街として有名でしょうか。
よく「秋葉原は変わっちゃったな」という言葉を耳にしました。
そんなとき、
「あぁ、この人にとっての秋葉原って、昔の秋葉原なんだ」
と思った次第です。
きっと、変わることを良しとしなかったのでしょう。
そして、「昔の秋葉原が良かった」と思うのでしょう。
だからこそ、そんな人たちは「未来(明日)」を拒むのかな、と。
本作の秋葉原には、そんな想いが集まり、
明日を拒み、「繰り返す今日」が訪れます。
そんな変わることを拒んだ人たちの妄想が、
秋葉原という街を侵食していきます。
だからこそ、そんな妄想を壊さなければなりません。
だけど、果たしてそれは正しいことなのでしょうか?
もし、自分の妄想が現実を侵食したら、それは幸せなことだと思います。
きっと、その世界こそが、その人にとっての世界なんです。
誰かの妄想を壊す権利なんて、誰かにあるのでしょうか。
必ずしも、明日を迎える必要があるのでしょうか。
そんな問いかけが、アキバズビートのお話です。
何も考えず、変わらない毎日を過ごすニートのアサヒが、
最後にはひとつの結論を出します。
是非とも、彼の最後の答えを見届けてもらえたらと思います。
システム面に関しても、
もうすぐ発表する「とあるシステム」が目玉です。
早くお話したいのですが、話すと色々と怒られてしまうので。。
キーワードはヘッドホンです。
ヘッドホンを装着したら、することはひとつですよね?
ライブ感溢れるバトルを、楽しみにしていてもらえたらと思います。
それでは、今日はこの辺りで。
次はもっとゲームの内容も紹介出来るかと思いますので、
もう少しだけ、待っていてもらえたらと思います。
それでは〆
※おまけ
アクワイア社を見上げるアサヒ。